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ショートショートショート2

 
この記事を書いている人 - WRITER -
大倉栄一郎
国家資格を持つ、はり師・きゆう師・あん摩マツサージ指圧師です。

※今回は私の趣味、ラジオの投稿の話なので治療院を探してここに辿り着いた方には興味の無い話題かと存じます。ホームページ内には他に有益な情報を用意しておりますのでそちらをご覧ください。何卒お願いいたします!

 

昔、爆笑問題カーボーイというラジオ番組の「ショートショートショート」というコーナーに投稿したメールです。この週のお題は「夫婦」だったか「片思い」だったか。

ボツになってしまいましたが、せっかく書いたし、勿体ないのでここで発表させて頂きます。

 

タイトル「夫婦」

いつもと同じ会話のない夕食、家族団らんとは名ばかりの冷たい食卓だ。

しかしその日は珍しく妻が口を開いた。

「あなた、ちょっと話が」

声と表情から深刻な話だと直感した私は、箸を止め、妻の顔に視線を送る。

「私たち、一緒になって10年になるわね」

嫌な予感がした私は、焼き魚の骨を取る手を休め、妻の言葉に耳を傾けた。

「今日が何の日か覚えてる?覚えてないわよね…」

その問いかけにハッとした私の箸から、タケノコの煮物が床に転げ落ちた。

静まりかえった部屋に私が魚を咀嚼する音だけが虚しく響く。

「ううん、でもそんな事はもういいわ。何年も前からお互いの気持ちは離れていたの。別れましょう」

動揺した私は口に入れたご飯を慌てて飲み込み、妻を引き留めようとしたが言葉が出ない。

ぼうぜんとした顔でお茶をすすることしか出来ない私を見て、妻は最後に吐き捨てるようにこう言い放った。

「て言うか、別れ話の最中にご飯完食してんじゃねーよ!」

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大倉栄一郎
国家資格を持つ、はり師・きゆう師・あん摩マツサージ指圧師です。

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