産後間もない時期は骨盤矯正よりもマッサージや鍼治療をお奨めします

何故、骨盤矯正よりもマッサージや鍼治療を奨めるのか
一番の理由は骨盤矯正は出産後2ヶ月経たないと施術できない事です。マッサージや鍼であれば出産後2週~4週(日常生活に支障がない状態まで体が回復した時点)から施術が可能ですし産後の不安定な骨盤に負荷をかけずに不調を直すことが出来ます。
産後は骨盤を開かせていたリラキシンというホルモンが徐々に減り、替わりにオキシトシンが優位になりことで骨盤は自然に閉じていきます。マッサージや鍼は自律神経を整え産後の正常なホルモンバランスになるよう促し、骨盤を元の位置に戻す助けとなります。
また妊娠中の姿勢によって筋肉が硬くなり骨盤に異常な傾きが出ている場合も、マッサージや鍼で緊張している筋肉を緩めて改善できます。
当院でも骨盤調整は行いますが産後2ヶ月以上経っている方が対象となりますので、腰痛などの痛み症状があり早い時期からの骨盤治療を望むのであればマッサージや鍼をお勧めいたします。
産後に骨盤を治す必要がある人と必要の無い人
産後の骨盤の開きは遅い人でも出産後6ヶ月経てば自然に治ります。
では産後の骨盤矯正(当院におけるマッサージや鍼による骨盤のリセット)が必要なのはどういうケースかと言いますと、腰痛を初めとする体の痛み・体調不良などがある方や、一刻も早く骨盤の開きを元通りにして体型を戻すトレーニングを始めたいという方。
もしくは帝王切開や母乳の出が悪いなどでホルモンバランスの崩れが心配な方や、ホルモンの働きが悪くて骨盤の開きが順調に治るか不安がある方などです。
上記のような理由がなければ産後の骨盤調整は必要ありませんし自然に骨盤が戻るのを待てば大丈夫だと思います。