シュウマイの呪い

2021年8/31(火)
お盆、本家の方に父親・嫁・息子と一緒に行きまして。
貧困層のお盆参り(笑)
夏と言えば怪談のシーズン。
今日は本当にあったちょっと怖い話を稲川淳二風に語ろうかと思います。
アタシね先日、赤ちゃんに離乳食をあげてたんです。
そしたら途中から食べるのを嫌がり始めて。
なんかやだなー。
恐いなー。
そうこうしてるうちに赤ちゃんが真っ赤な顔で力み始めて、
ついには全く離乳食を食べなくなったんだ。
そしたら何処からか、炊きたてのごはんのような匂いがしてきて。
なんか恐いなー。
臭いなー。
こんなに臭いんだからウンチしてるんじゃないかなー。
そう思ってオムツを開いて見てみたんだけど、ウンチのウの字もないの。
オムツは真っ白で。
おかしいなー。
オムツを閉じてしばらくしても臭いは全く消えなくて。
ウンチしてないのかなー、でも臭いなーと思いながら。
赤ちゃんは離乳食食べないし、仕方ないからアタシが先にごはん食べようと思って。
楽しみにしてたシュウマイのフタを開けたの。
そしたら12個入ってるはずのシュウマイが8個しか無くて。
おかしいなー、恐いなーと思ったんだけどすぐに「あー、蓋の方にくっついてるんだ」って気付いて。
で、蓋を見たらやっぱりシュウマイがくっついてたの。
そこでアタシ、パッ!と閃いたんだ。
急いで赤ちゃんのオムツを開いて。
やっぱりウンチは無いんだけど、
いつもよりグイッと足を上げて腰から上を覗き込んだんだ。
ギャーーーーッッ!!
そこには背中までベッタリと伸びた薄ーいウンコが!
干し芋みたいな薄ウンコが腰から背中にピッタリ貼り付いてたんだ。
まるで蓋にくっつくシュウマイのように。
ひいいいい!!
それ以来この村では夏になると地蔵にシュウマイをお供えするようになり、赤ちゃんのウンコが背中にくっつくことも無くなったそうな。