本格イタリアンの話
僕が東京で学生生活を送っている頃
近所に大衆的なイタリアンレストランがありました。
ある日店のオーナーが、何を思ったのか急に従業員の挨拶をイタリア語に変えました。
店に入るなりスタッフが言います。
「ボナセーラ、何名様ですか」
あまりのことに一瞬あっけにとられそうになりましたが、気持ちをグッと強く持ち、歯を食いしばって答えました「あ、2人です」
先週まで普通に挨拶してくれていた純日本人の店員さんのボナセーラに何故か顔が真っ赤になってしまった僕。
そして僕以上に顔が真っ赤になっているその店員さん。
席に通されるとき、すれ違うスタッフも口々に言います「ボナセーラ」もちろん全員顔真っ赤です。
その後も店内はイタリア語が飛び交います
「ヴァベーネ!」
「ボーノー!」
「カルボナーラー!」
日本なのに、、、。
葛飾区なのに、、、。
店員さんは皆、顔真っ赤。
お客さんも皆、顔真っ赤。
その事があってからなんとなくしばらく行く気にならず、4ヶ月ほど経ってから行ってみたのですが、店内の言語は日本語に戻っていました。
スタッフの皆さんの顔色も治りとても働きやすそうになっていました。
今日は他愛もない思い出話でした。
では皆さん、チャオ!(笑)
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